段ボールに関する自主行動計画

全段連に代表される日本の段ボール業界は外国との国際競争にも負けないように、しかも国内でのさらなる段ボールに関する合理化などに真剣に取り組んでいます。
ただし、この取り組みはあくまでも自主行動計画として実施されています。
ここでこの段ボールに関する自主行動計画の2008年度の実績と2010年度の目標を見ることは私たちの段ボールに対する啓蒙にもなると思います。
行動計画の最初はリデュースです。
段ボールの重さを減らすこの計画は2004年度に比べると2008年度には0.9パーセントの軽量化に成功しました。
2010年度のリデュースの目標はさらに0.1パーセントも軽量化です。
段ボールは中に入れられる商品の強度や積上げ段数、輸送方法や距離などの条件により個々に設計されるのです。
そして、段ボールのメーカーと利用する物流事業者との間の合理化努力で使用する材料を薄くするように考えられています。
そして、この15年間のスパンで見ますと段ボール箱の重量は3.5%も軽くなっているのです。
そして自主行動計画ではこれを2010年までにさらに軽量化するという目標なのです。
段ボールを必要とする産業分野の中で大きなウエイトを占めているのはビールや飲料水ですが、これらの用途の段ボールは中身の容器が缶やPETボトルで、これがどんどん薄くなり軽量化が進められています。
そうなるとこの薄い缶やPETボトルを入れるための段ボール箱はさらなる強度アップが必要になります。
これはある種のジレンマなのできわめて難しいことなのですが、これを何とか実現して段ボール箱の強度を保ちながら軽量化をするのが行動計画の目標になっています。
次の目標はリサイクルですが、リサイクルは段ボール業界が回収を実際にするのではないようです。
しかし、2008年度の回収率は95.6パーセントと極めて高いものです。
2010年度の行動目標では今のリサイクルシステムを活用して引き続いて90パーセント以上の回収率を維持していくことにしています。
そして、回収をよりし易くするために折りたたみ易い段ボールの開発や普及に努めるとしています。
これらの行動計画のほかには段ボールの識別表示の推進があります。
2008年度の識別表示の実施率は58.1パーセントとなっていて、意外と低いレベルに止まっています。
そして2010年度の行動計画ではこの数字を一挙に90パーセントまで引き上げています。
これは最近のエコに代表される環境への配慮を考えたもので段ボールのリサイクルマークなどを徹底表示することを促進するということです。
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